13期リベンジ還暦同窓会(2023年10月21日(土)開催)
「あの交差点で」
去る10月21日、竹橋・KKRホテル東京にて「13期リベンジ還暦同窓会」が挙行されたんです。敢えて「リベンジ」と名付けられたのはコロナ禍で3年半、延期され延期され延期されてきた同期みんなの思いの丈ですね。実年齢は64歳になっている。が、ものには順序がある。サバを読むのではなく、60歳でなすべきだったことを64歳でなすのだ。そうだそうだ。忘れ物を竹橋へ取りに行くのだ。そんな感じです。
先生方は平林八郎先生、鹿島先生、浅野先生にご出席いただきました。そうするとこれはどうにもなりませんね、高校生の感覚に戻る。先生の前では「職員室に呼ばれた感覚」で四角くしゃっちょこばる。もちろん同級生とは「生協でピープル飲んでる」気楽さです。みんなバカみたいにおしゃべりになり、飛ぶように過ぎてしまった時間を取り戻そうとする。いちばん心が柔らかく、エネルギーに満ちていた10代へ戻るんです。
鹿島先生が「あの頃、先生方みんなうちへ泊まりにきてそのまま学校へ行ったりした。そんなことは後にも先にもあの代だけ」と挨拶で言われた。泣きそうになりました。先生方も若く、エネルギーがあった。僕らはとっくのとうにあの頃の先生方の年齢を追い越していた。青春というのはね、交差点みたいな場所だったんだなぁと思います。そこで出逢い、仲良くなって笑ったり、傷つけたり悩んだりして、いつかすれ違って別の道を行く。でも、みんな忘れないんですよ。あの交差点で出くわしたんです。
(先生方3名を含み64名の参加)
記 榎戸一朗