第8回 茶道部、OBOG合同茶会
平成21年9月20日
於 みたか井心亭
残暑を感じる太陽と、玄関にふきこむ心地よい風が次の季節の到来を知らせている1日でした。みたか井心亭の玄関から中へ入ると、どことなく懐かしい和やかな空気が、私たちを癒しの世界へと導いてくれました。縁側を歩けば、陽の光を浴びた庭の木々たちが“和”の雰囲気に深みを与えていました。
毎年、在学生と茶華道・茶道部のOB・OGが、それぞれにこの日のために準備をします。すべては、心からお客様をおもてなししたいという気持ちの表れです。また在学生にとっては、日々の稽古の成果を発表する場でもあり、この日のために夏休みには京都合宿を行っています。今年は2年生がいないため、今回が初めてのお茶会となる1年生が3年生の下で行動している姿が印象的でした。3年生は、在学生としては最後のお茶会です。経験を積んでいても緊張の高まりは抑えられません。そんな面持ちで、後輩を指導しつつ「長板」というお点前を立派に披露していました。動物たちが描かれたお茶器やお茶碗が、お茶会に一層彩りを添えていました。
一方OB・OGにとっては、普段会うことのできない同期やお世話になった先輩方と再会し、交流も深められる貴重な機会となっています。お客様を積極的におもてなしし、それから茶庭を眺めつつ思い出話をするのも楽しいひとときです。
みたか井心亭でのお茶会も無事に8回目を終えることができました。茶道部の顧問である池田先生、大西先生、稽古でお世話になっている辻先生、後援会の皆さまと、さまざまな方々の協力によって行われているこの恒例行事を伝統行事としてこれからも大切にしていきたいと考えています。