地学部『地興会』武蔵野・玉川上水ウォーキング報告(2019年11月23日開催)
2019年11月23日に地興会(地学部OB会)を開催いたしました。
地学部は1期から37期まで存在していた部活動です。顧問の堀口興先生は雨男という噂もあり、心配された今回の地興会も直前に予報が変わり、案の定雨降りの集合となりました。今回は、「武蔵野台地を流れる玉川上水と三鷹~吉祥寺の歴史・文学散歩(地形・地質を一緒に考える)」と銘打ち、三鷹駅から吉祥寺までのウォーキングでした。集合場所に着くなり、幹事から本日の旅の栞ともいえる先生による全30ページの資料が手渡されました。巻末には34問のテスト問題も付いている親切設計。全員が集合したところで、三鷹駅前で「三鷹」が三つの鷹場に由来している解説から始まり、国木田独歩の碑→禅林寺→玉川上水→太宰入水地→むらさき橋→山本有三記念館と路傍の石→万助橋→北村西望の工房→松本訓導殉難の碑→井の頭恩賜公園→井の頭弁財天とむらさき灯篭→井の頭湧水→野口雨情の碑と、それぞれのポイントごとにたっぷりと解説をしていただきました。理科の堀口先生がなぜ文学散歩?と不思議に思っておりましたが、かつて御殿山にお住まいだったこともありお詳しいとの事でした。先生の解説がとてもお上手なので、降っている雨も気にならず聞き入ってしまいました。
吉祥寺駅に到着し、ここでお別れの方もあり、残りの面々は場所を変えて宴会会場へ。宴会では在学時の話から近況まで話が尽きることはありません。宴会から参加した方もあり、にぎやかなうちに今年の地興会は幕を閉じました。
1年半に一度(春・秋交互)の開催なので、次回は再来年の春の予定です。
幹事の皆様にはいつも楽しい企画を立てていただき恐悦至極です。次回もまた元気にお会いできることを楽しみにしています。
写真:伊藤伸彦(21期)
文責:野崎瑞(14期)