2010年度 茶道部OB・OG会 ご報告

連日30度を超え、記録的猛暑となった2010年夏。その暑さは9月に入っても鎮まることなく、みたか井心亭へは汗の止まらない道のりでした。しかし、みたか井心亭に一歩入ると、その懐かしさと心地よい和の薫り漂う緑が迎えてくれ、暑さを忘れました。

お茶会という特別な1日。
来てくださったお客様、在学生、茶華道・茶道部OB・OGにとってこのみたか井心亭での1日は特別なものであると思います。在学生はこの日に向け、日々のお稽古に加え、夏休みには京都にて合宿を行います。

いくらお稽古を重ねても、どんなに経験があってもお茶会は”緊張”がなくなることはありません。今年は最高学年である3年生がいない中、1・2年生が協力し合い、最高のおもてなしを提供しようとしている様子が伝わってきました。この日のために熟考し選ばれた茶道具やお茶やお菓子。それらにおもてなしの心を込めお点前を披露する姿は真剣そのものでした。

OB・OGにとっても、久々に再会した同期の仲間やお世話になった先輩方々と交流を深め、そしてお客様をお迎えする、”おもてなし”の心を再確認する1日となりました。

このみたか井心亭で行うお茶会も9回目となりました。茶道部顧問である池田先生、大西先生、お稽古でお世話になっている辻先生、後援会の皆様の心強い協力。そして、今年は男性含め21人もの部員、幅広い年代のOB・OG。皆様のご協力によって50人を越えるお客様をもてなし、無事にお茶会を終えることができました。様々な”絆”の中で行われているこの恒例行事、これからも大切に育てていきたいと考えています。

42期 守橋