茶道部「みたか井心亭茶会」開催報告(2012年9月16日)

まだまだ夏の日差しが厳しく降り注ぐ中、本年も「みたか井心亭茶会」が催されました。このお茶会は、中杉茶道部の現役生とOBOGが協力して開催するもので、今回で11回目を迎えます。

毎年、茶道部員たちはこの茶会に向け、普段の部室での稽古をはじめ京都での夏合宿など、多くの稽古を重ねています。特に今年は、新入部員が18名と多く、日々の稽古では上級生が下級生を熱心に指導する姿が見受けられました。また、大学生OGも指導に加わり、部員たちと一緒に茶会準備を整えました。そうした稽古と準備をもって、茶会当日にお客様を心からおもてなしすることができました。

今年も暑い中たくさんのお客様がいらっしゃって下さり、茶会は終始にぎやかな雰囲気で取り行われました。現役生席の大広間では長板、OBOG席の南座敷では運びの点前が行われ、大広間では、部室とは違う空間に緊張した面持ちの部員たちが、日頃の稽古の成果を一生懸命発揮していました。また南座敷では、久しく顔を合わせる先輩や後輩、同期との再会を喜びつつ、和やかなひとときが楽しまれました。

こうしたお茶会の開催は、現役部員とOBOGの交流というだけでなく、部員たちが稽古をする上での大きな目標ともなっています。どうすればお客様がより気持ちよく茶席を楽しむことができるか、部員たち一人ひとりが常にそのことを考えながら稽古に向かっています。このお茶会が、卒業生たちが集い、現役生と触れ合い、そこから中杉に関わる多くの人と人とが繋がっていくきっかけであり続けられるよう、今後も部員たちとともに茶会の開催を支えていきたいと思います。

45期 久津見