バスケットボール部OBOG会報告(2014年11月15日開催)
秋の風物詩といえば、一般的には紅葉だったり秋刀魚だったりしますが、ここ数年、私のそれはバスケットボール部のOBOG会です。2014年も11月15日に開催、参加させていただきました。
私は社会人になってから、20代はほとんどバスケ(をはじめスポーツ全般)をしていなかったのですが、30歳ごろ(正確な時期は忘れてしまいました……)、同期の中村昌史くんと熊耳洋介くんに誘われて、この会に初参加しました。なまりきった身体にバスケというスポーツはとても優しくありませんでしたが(笑)、いまでは毎年万難排して参加するほど、楽しみな行事になっています。例年は簡単なアップから先輩後輩を交えてゲーム、という流れですが、今年は12期の福田(滝下)晴夫先輩のご尽力により、特別ゲストによる講演会が催されました。
おいでいただいたのは、我々の大先輩であり、ミュンヘンオリンピックの得点王でもある谷口正朋さん。白状してしまいますが、こんなにスゴイ方が先輩にいらっしゃることを存じ上げませんでした。申し訳ございません! さて、お話は谷口さんが高校、つまり旧中杉でバスケを始めたころのエピソードから始まります。なんと、1日の3分の1以上をバスケの練習に費やしていた、というお話に驚きつつも、いやいや、世界と歴史に名を刻むには、想像を絶する努力と情熱が必要なのも当然か、なんて勝手に納得しながら、興味深く聞かせていただきました。
講演会後は、大先輩から卒業間もない後輩、そして現役中杉生までが入り混じってのゲームです。例年のことながら、現役高校生といっしょに走ってシュートを決める先輩方に舌を巻き、若さみなぎる軽快な動きの後輩たちを眩しく眺めつつ、懐かしき母校でやるバスケはとても楽しいです。余談ですが、日をまたいで感じる筋肉痛も、ある意味私の風物詩となっています。
第1部であるバスケの後は第2部、端的にいって飲み会です。毎年恒例、30名以上による(1時間以上かかる)自己紹介&近況報告からスタート。今回はさらに「バスケ部時代の思い出」というお題が設けられて、いつも以上に長くなりながらも、大いに盛り上がりました。その中で印象に残っているのが、44期の鈴木拓郎くんの「チームを強化するために朝練を提案した」というエピソード。それに対する谷口さん(2部にもご参加いただきました)の「大きな成果を得るのも、困難な状況を打破するのも、ひとりの強い思いがその一歩であり、その一歩を踏み出す勇気が大事」という言葉は、バスケに限らず大事なことだよなぁ、と実は密かにドキッとしていました。
先輩後輩がいっしょにお酒を飲んで交流するという第2部でも、こんな予想もしないところから良い刺激を受けられるのも、このOBOG会の魅力です。ちなみに「けっきょく朝練はひとりも集まらずに実現しませんでした」(鈴木くん)ということは、ここに補足してお知らせしておきます。残念(笑)。
これからも「100年続く中杉バスケットボール部OBOG会」という素晴らしいスローガンが達成されることを願いつつ、毎年参加してきたいと思います。
最後になりましたが、お忙しい中、いろいろお手配くださった幹事会のみなさま、おつかれさまでした!!